NYレポート 〜統合医療のスタイル〜
2004.06.17
昨年の12月に私用も兼ねてNYへ行ってきました。ちょうどクリスマス前ということもあり、NYはクリスマスのイルミネーションに彩られて、とても綺麗でした。この時に、何人かの医師やカイロプラクターと話をする機会がありました。患者さんに対するカイロプラクティック治療スタイルについてお話をしたのですが、とても私の理想としているものであり、実際にそれが行われているということで、少しだけ紹介したいと思います。
私の理想は、ひとつの病院に患者さんのニーズにあった治療方法があり、それを患者さん自身が選択できればいいなと思っています。
私が訪問した病院では、日本の病院のようにいろいろな科があり、その中の一つにカイロプラクティック科も含まれています。例えば、ある患者さんが来院し、まずカウンセリングが行われます。そのカウンセリングにより、その症状に対する専門家、例えば整形外科とカイロプラクティック科の先生同士が話し合い、お互い公平な立場で意見交換を行います。その後、患者さんへの説明が行われ、患者さんは自分自身の意思でどの治療を受けるか選択します。
現在日本でこのようなスタイルをとっている病院はほとんど見られないと思います。けれど、近い将来日本でこのようなスタイルを持ったクリニックができたら、患者さんにとって安心してカイロプラクティック治療を受けることができるだろうと思います。現状では難しいかもしれませんが、私がおばあちゃんになる前に実現できたらいいな・・・と思います。
(成瀬弘絵)