10年日記の功罪
2004.06.17
熱しやすく冷めやすい。
そんな飽きっぽい私ですが、一つだけ続けていることがあります。
それは「日記」
長男が誕生したのをきっかけに、思い切って10年日記なるものを購入したのですが、三日坊主の私が5000円もする日記帳を買うなんて、大博打を打つようなものでした(笑)
ところが、つけ始めたきっかけが良かったのか、現在4年目の欄を埋める毎日です。
「この日記帳を書き終わる頃には、長男も10歳か〜」
「10年後の私はどうなってるんだろう?」
などと、思うこともしばしば。
そんな風に未来を想像しながら書く日記は意外と楽しく、それもここまで書き忘れることなく日記を続けられた一因かもしれません。
3行ほどしか書く欄がないので、大抵はその日の出来事や、その日食べて美味しかったもの(食いしん坊なんです、私…)など、大したことは書いていません。
でも、時にはとてもいい事があったり、逆にものすんご〜く嫌なことがあったりすると、やはりそれを書かないわけにはいきません。
嬉しいことが書いてある過去の日記を読むのは、とても楽しく心和むものなのですが、問題は嫌な出来事を読み返すことです。
これがまた、精神状態を不健康にすることこの上ないこと!!!
読まなきゃいいと思いつつ、ひとつ上の欄には一年前、二年前の日記が書いてあるものだから、どうしても目に入ってしまうんですね〜
「嫌なこと」の多くは、「旦那と喧嘩した〜」とか「子育てに息詰まった…」とか、些細なことなのですが、読み返すとそのときの嫌な気持ちがまざまざと思い出されてしまうのです。
このとばっちりは、可哀想なことにいつも旦那が受けます。
彼にとっては既に忘れてしまった夫婦喧嘩なのに、今更またそれについて妻からグチグチ言われるなんて、「そりゃないよ」という感じだと思います。
が、しかし!
言わずにはいられないのが、私の悪い性分。
過去のことを掘り返しては、自分で自分を苦しめて、さらにはそんな自分に自己嫌悪(泣)
人はせっかく嫌な過去はうまく忘れるようにできているのに、こうして日記をつけることによってその過去を再び思い出してしまうなんて。
それとも、もっと何年も後に読み返せば、嫌な過去もそれはそれでよい思い出として思い出されるのかなぁ。
10年日記をつけている人に、そのあたりを伺ってみたいものです。
どうなんでしょうかね〜?
ちなみに一年前の今日の日記は
「友達の結婚式の2次会にお呼ばれ。せっかく可愛いワンピースをレンタルしたのに、旦那は「4の3」と辛口評価。むかつく〜」
…他人が聞いたらあまりのしょうもなさに、呆れちゃうかも(笑)
ときどき10年日記をつけることに疑問を感じつつ、「せっかく買った日記帳、最後までつけなきゃ損!」と、貧乏性の私は今日もせっせと日記を綴っています…
願わくは、毎日がハッピーでありますように!
(鈴木優子)